Top Message社長あいさつ
サーキュラーエコノミーを
追求する
Takashi Fukuda
リサイクルを高度化し、資源製造業へ
サイクラーズグループの事業会社であり、中核を担う東港金属株式会社は、1902年(明治35年)に非鉄金属の卸売業者として創業し、金属スクラップと産業廃棄物のリサイクル事業を通じて、循環型社会への貢献を続けてきました。
2020年9月には、この取り組みを加速させるために、純粋な持株会社であるサイクラーズを設立し、サーキュラーエコノミー(循環型経済モデル)のインフラストラクチャを発展させる方向へと移行しました。
東港金属株式会社は、グループの中核事業の担い手として、すべてのものに再循環をもたらすことをビジョンに掲げ、リサイクルの高度化を目指してまいります。
サーキュラーエコノミーの実現をEUでは経済成長戦略の一つとして位置づけています。この考え方は、資源循環の効率化だけでなく、原材料に依存せず、既存の製品や有休資産の再活用なども考慮した循環型経済モデルですが、翻って見れば我が国では江戸時代から既に行われていたことではあります。しかし、過去の大量生産・大量消費という流れの中では、ひたすらビジネスを拡大させることを競い合い、次世代に渡すべき地球資源を循環させていなかったことで貴重な資源の枯渇や地球温暖化を生んできました。
世界的に気候変動の認識が年々高まる中、日本でも国内の需要の緊迫した課題と脱炭素の取り組みに、政府が本格的に動き、サーキュラーエコノミーへの転換も、国家戦略として位置づけられました。新たな法律も施行されます。こうした外部環境の追い風を受けて、当社は廃棄物処理業を担う者として、私たちだからできる責任と役割を果たすべく、使用済み製品等の効率的な回収で入荷量を拡大させ、確かなリサイクル技術と適切な処理による高度な再資源化に向け、思い描くサーキュラーエコノミーを実現するための具体的な施策を打ち出し、既存事業の知見と組み合わせて、テクノロジーを駆使した課題解決を図ることを目指し、一つ一つの施策を実行してまいります。
代表取締役